うるし塗塗装

商品をどのように仕上げるかによって下地の方法も変わります。
 
うるし塗の仕上げ方を大きく分けると
 
● 下地で木目を埋め、全工程を塗り重ね、鏡面に仕上げる 花塗技法
● 木目を活かし漆を塗っては拭き取り、木目を活かした仕上がりにする 拭き漆技法
 
の2つに分かれます。

花塗技法(うるし塗の一般的な仕上げ方)

花塗技法の最後の上塗りは刷毛目やホコリに気を使う、塗師の腕が試される一発勝負の作業になります。
失敗した場合はもう一度表面を研いで塗り直します。
 
黒漆や朱漆、中塗りの色や木目を透かすように塗る溜塗りなど多彩な仕上げがあります。
上塗りだけを専門にする上塗師や磨きを専門にする蝋色師など各専門の職人がいます。

基本上塗り色(他に 色漆 研ぎ出し 2色ぼかし など色彩表現は無限です)

下地方法

<当社普通の漆器>
錆で木目を埋めてうるし塗り

<当社高価格漆器>
破損しやすい部分に麻布などで補強しています(布張)

木目を活かす拭き漆技法

拭き漆技法は木目がしっかりしたケヤキなどの木を使い、塗っては拭き取る作業を繰り返すことで艶が上がってきます。
 
色漆で着色したり、和紙や布を貼ってパターンを付けたり、自然で素材を生かした様々な表現を可能にします。

基本拭き漆色(他に 布目 色漆 など色彩表現は無限です)

下地方法

<当社普通の拭き漆>
塗って拭き取る作業5回を繰り返す

同じ作業を繰り返すことで段々艶が出てくる

特殊素材へのうるし塗

当社では漆器に限らず、全国の伝統工芸品を製作する職人と積極的に交流し、様々な異素材への漆塗装にも取り組んでいます。
 
磁器 鉄器 銅板 革 ガラス 等々、お客様の要望を形にするために、下処理や作業手順など、うるし塗装の基礎研究を大切にしています。