漆芸技術＜木地加工＞

木地加工

木地師とよばれる専門の職人が製造しています。
回転轆轤を使いお椀などの丸物を挽く木地師と重箱などの板物を作る指物師に分かれます。
同じ商品を数多く製作すると、1個当たりの単価は低価格に抑えることができます。(商品によりますが一般的に50個～100個くらいが目安です。)
1個のみ木地加工をオリジナルで製作すると高単価になることと、場合によっては製作してもらえないこともあります。

丸物木地師の仕事

木材は　栃　ケヤキ　ミズメザクラ　など。
主に天然木を加工し、漆で仕上げる商品、木目を出す仕上にする商品、うるしの塗の仕上げ方によって木の種類が変わってきます。

指物木地師の仕事

木材は　朴　栓　合板　MDF(木粉)　など。
当社製品は主に天然木を使用しています。
歪みやすいお盆や重箱・お膳などの底板や歪んでは困る部分については、合板やMDFなど変形の少ない材料を用いて適材適所使用しています。

最新のNC加工機械を使った木地加工(データ加工)

木材は　栃　けやき　朴　栓　合板　MDF(木粉)　など全般的に大丈夫です。
当社製品は主に天然木を使用しています。
この加工の良い点は、上記の伝統技法では高単価になる品であっても、個数が多い場合、低価格・短期間で、自由なカタチに整形できます。