長崎県・佐賀県 陶磁器窯元巡りの旅 案内 中里太陽くん

皆様こんにちは。

3週間前に後続車に追突されまして、こちらの落ち度は0ですが、警察への届け出や保険会社との交渉、廃車の手続き、車の購入探し等々、初めてのことで、ここ3週間色々と大変でした。やっと落ち着いてきたところです。

いつ私も事故を起こすかわからないので、今回勉強にはなりましたが、最近車の事故のニュースが多いので、皆さん運転は気を付けましょう。

 

こんな事故が起こるとは予想できず、楽しみに進めていた友人の窯元への旅が、少し余裕なくバタバタになってしまいましたが、

先日行ってきました。

今年はありがたいことに重責な仕事が続き、全く休みも取れず、仕事を忘れることができなかったので、デザイナーの石田さんと

楽しんできました。しかし、内容は、白磁器の伝統工芸・窯元めぐりになっていますが…(笑)

 

長崎県・佐賀県 陶磁器窯元巡りの旅 

案内 中里太陽くん 18代平戸洸祥団右ヱ門窯 窯元(佐世保市三河内)

当社製品、【デザちょこ】の白磁器部分製作者

 

1日目
【伊万里焼 大川内山】佐賀県伊万里市
伊万里美術館や磁器製の橋、のぼり窯があったり、24の窯元が密集する小道歩き観光ができる素敵な街並み。

 

石畳で良い雰囲気です。

 

のぼり窯

 

●虎仙窯(伊万里焼 大川内山)
定番の白磁以外に、独特の緑色をした青磁を生産。若社長とゆっくり話をする。

左から、太陽くん、デザイナーの石田さん、虎仙社長、私

 

コーヒーショップも併設。自社製品で出している。

当社もゆくゆくはやってみたい。

 

【三河内焼】長崎県佐世保市三河内
16の窯元が密集し、高度な伝統技法を基に製作。古い小道を歩きたくなる街並み。

三河内にある古い登り窯。今は使用はしていなく保存している。

 

●三河内焼伝統産業会館
現代でも驚愕する過去の陶磁器技術の最高峰が見れる美術館。

細かい細工の圧倒的な技法の数々に驚く。

 

2日目

【有田焼】佐賀県有田町
白磁器を購入するには有名な観光地。
100にも及ぶ販売店や窯元が密集。高度な伝統技法、安価に仕上げる転写技法など様々ある。

 

●現代の名工・矢鋪與左衛門窯
矢鋪氏から 白磁の説明とロクロ体験
仙人の生活を思わせる静かな山中にあり、先生のとても気さくな人柄で楽しませてくれました。

 

●泉山磁石場
17世紀初頭、朝鮮人陶工・李参平が磁器の原料を発見した磁器発祥の地。

 

 

【波佐見焼】長崎県波佐見町
窯元と磁器問屋合わせ100軒を超える企業があり、大量生産に特化した磁器の産地。
波佐見陶磁器工業協同組合職員の福井さんに現地案内をして頂く。

 

 

●マルヒロ
オリジナル磁器を展開するメーカー問屋。
波佐見焼の火付け役のお店。おしゃれな食器と店舗でさすが人気SHOP。
スタッキングできるカップを購入。

 

 

●白山陶器
波佐見組合の会長も務める老舗の最大手の磁器メーカー。社長直々に会社を案内して頂く。
大量生産でありながら、一工夫加えるオリジナルデザイン磁器を生産。
透かしのぐい飲みと醤油さしを購入。

 

 

●ムック
廃業した窯元の建物をそのまま利用し、カフェ、雑貨、イベントスペースとして内装をリノベーション。

都内からの若い移住者がそれぞれ独立して起業している。

こういうのは平泉の今後にも参考になる部分です。

 

 

【有田焼】佐賀県有田町

●酒井田柿右衛門
お店とギャラリーを見学。

圧倒的に美しい外観、お手入れがいきとどいたお庭と建築物に感動する。

当社の目標にする外観と感じた。

 

 

 

●深川製磁
お店とギャラリーを見学。

圧倒的な存在感のギャラリーに唖然とする。

↓こちらは工房。

 

3日目

【三河内焼】長崎県佐世保市と佐賀県武雄市

 

●茂右ヱ門窯 (武雄市)
15代 茂右ヱ門さんに透かし彫りの白磁器製品を見せて頂く。

現代製作できる人がいないと言われる、正確な超絶技巧の数々に言葉が出ない。

今回一番衝撃を受けた白磁器。

 

 

●平戸洸祥団右ヱ門窯(佐世保市三河内)
今回の案内役をして頂いた中里太陽くんの窯。
轆轤成形、繊細な染付け、菊花飾細工と各工程伝統技法を基に白磁器を製作。
工房とお店、近くののぼり窯をゆっくり見せて頂く。

 

 

 

左から、デザイナーの石田さん、太陽くん、私

 

3日間の食事一覧

 

【佐世保バーガー】
有名な2件のお店 ヒカリ ・ ブルースカイ(夜しか開かない。)

↓こちらはヒカリ。アメリカっぽいですね。

 

とてもおいしかったです!!

 

【長崎ちゃんぽん・皿うどん】
お栄さん、あかつき

↓こちらお栄さんのちゃんぽん

 

↓こちら あかつきさんの皿うどん (地元の人はバリバリ麺というらしい)

 

【伊万里牛】

福岡について、佐賀に向かう途中、伊万里の道の駅で頂きました。

 

【居酒屋】
雑魚屋、バー GRAMOPHONE

 

佐世保朝市場

 

朝の佐世保港

 

ゆっくり旅行なんて、かなり久しぶりでした。

地元のプロに案内していただいたので、とても充実した旅でした。

20代からワイワイ一緒にやってきた全国の工芸仲間はとても優しいです。

 

それではまたまた。

 

 

 

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。